「実家と私」は『父』をテーマに据えた短編サウンドノベルです。
「実家と私」は、しんみりと心に響きます。
昨日の自分は二度と訪れません。物理的にも、精神的にも。
今日の自分、明日の自分は昨日までの自分が作ります。今の自分、明日の自分は昨日までの自分とは違う存在なのです。ただそれは、昨日あっての自分です。『Re:ゼロ』のように繰り返したりはしないのです。
今回の「実家と私」は少し大人な話です。
ですが、お話自体は優しいお話です。
帰る場所がある、待ってくれる人がいる。心落ち着ける場所がある、ということは何物にも変えがたい幸福だと思います。
本作ではバーのゆったりと、かつ落ち着いた雰囲気が良く表現されていると感じました。読了感も味わい深いものがあり、お勧めできる作品です。
容量
102,650 KByte
制作ツール
WOLF RPGエディター
製作者
祟月 近衛頼忠
公開日
2016-10-05
URL
https://twitter.com/tatari564
http://www.freem.ne.jp/win/game/13040
この「実家と私」は、約20分ほどの作品です。
投稿者プロフィール
- 雑食です。
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