レビュー:「桜の樹の下で、二人は」

「桜の樹の下で、二人は」は、一本道のサウンドノベルです。

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＜始めに＞

主人公は恋する乙女です。
彼女の目には、彼女の周囲に何が存在していようと、意中の彼ただ一人を除いては、周囲のモノは何一つ見えていません。

───そう。
主人公の、意中の彼に対する好感度はすでにMAX。
今や彼女の頭の中は、寝ても覚めても意中の彼の事のみで占められています。
現在、主人公は想い人である彼の事のみを考えているのです。

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以上の事を頭に叩き込んでから「桜の樹の下で、二人は」をプレイしてみますと……。

すると。

主人公の女の子的には……まぁそうだよね、そんな気持ちになるし、そんな行動をしちゃうし……そして、いざ行動を起こすと？
目の前で繰り広げられる「まぁそうなるな」的な展開。
筆者には、このような展開が待っていてもおかしくないよね、っと妙に実感を持って納得出来ます。
そうですね、異様な説得力があったと申しますか……。
「かくあるべき？」の形と言えるのかも知れません。

もちろん、展開されるシーンの全てが「まぁそうなるな」の日向さん的な「予定調和」で構成されていない事を、ここに記しておきます。

とはいえ。
シナリオの流れは結構良い感じだと思います(筆者の個人的な意見です)。
また、短いシナリオにも関わらずキャラクターの表情が細かに動作する点はとても良い試みだと思うのです(筆者の個人的な意見です)。