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長編小説投稿開始。『死にたい気分の時に契約した悪魔は俺の寿命で遊んでいますが、もう死にたくなくなったのでクーリング・オフを希望します』

幻色灯日記

こんにちは。

本年の4/14日より進めていました、長編小説が書き上がりました。

発表場所は、この作品のカラーから『カクヨム』様かなと思い、昨日より「カクヨム」様で連載を開始しています。

ジャンルの分類は『現代ファンタジー』が最も近いかな、と思い、そう設定しています。

タイトルはこれ。

お楽しみいただければ幸いです。
●あらすじ

 とある男子高校生とその家族、そして一匹の嘘つき悪魔の物語。
毎日、学園でかわいがりを受け、生徒からも先生からも『便利な生徒』との扱いを受ける主人公。
もう死にたくなるほど辛い日々を送っていた冴えない主人公の前に、悪魔を名乗る人物が現れる。
悪魔は言った。
『何やら貴殿はこの世に絶望されておられるご様子。わたくしはそんな貴殿の余命を高価買い取り申し上げますぞおおおッ!』
悪魔との契約と言えば代償である。それは主人公の余命だという。
この世に未練など無い程、追い込まれた主人公は、自身の余生での幸福と引き換えに、悪魔との取引を交わす。
だが、チキンな主人公が契約したのはお試しの契約、すなわち仮契約であった。

そして、主人公を中心に、その翌日から世界は動き始める。
無限の可能性は収束に向けて動き出す。
誰にとっての世界か。それは主人公と悪魔だけが紡ぎうる素晴らしき世界。
主人公はその素晴らしさに喜ぶも、残された余命が気になった。
そして迷う。
自分だけが救われてい良いのかと。

主人公は守るべき自分の小さな世界のため、悪魔との取引を続けるうちに思い出す。
そして繰り返される悪魔との取引。

『悪魔の秘密の質問に三回「Yes」と答えてはならない。さもなくば契約者の魂を──』

これは、とあるかわいがられっ子の生死を賭けた成長の物語。

さて、しかるに。
主人公とその家族は今後、幸福な未来を送ることができるだろうか。
幸運の降り注いで止まない主人公。
だが、その代わりに日々ガリガリと削られてゆく余命。
ああ、また主人公の耳元に悪魔の高笑いが聞こえる。
果たして余命尽きる前に主人公は大切なものを守れるのか!?

必死な主人公に囁かれる悪魔の甘い言葉。
そして主人公はよりよい未来のため、悪魔とのゲームを繰り返す。

今、追い詰められた主人公の、背水の陣での戦いが始まる。

『あッはッは! 愉快痛快奇天烈必死な御仁なれば! その魂も極上の美味たるは確定なのでございます。あたッ!』

ああ、今も悪魔の高笑いが聞こえて。


●創作メモ

文字数にして十万字を突破したこの作品は、主人公が不思議な存在と出会い、自分自身や彼の周囲の人々の運命を改変してゆく、と言う物語です。

先生からもクラスメイトからも『都合の良い人かつ、いじりがいのある生徒』と目されているとある男の子を主人公にしました。

彼は『陰キャ』ですが、主張を外に出さないものの、しっかりとした芯を心に持っています。

また、陰キャのお約束として『女の子を前に上手く話せない』『直ぐにビビる』『頼まれると引き受ける』といった特徴を持たせました。

そしてヒロインは、最初全く主人公に無関心。お友達からどころか、どこから関係を進めていくのか、と言った案配の位置にいます。

そして、学園で最もヒエラルキーの高い位置にいる紫髪の男子生徒とその一団が毎日のように主人公に絡むのでした。

で、そんな可愛がりを受けている高等部の学園生活を送る一人の男子生徒の周囲に、ある存在との出会いをきっかけとして次々に幸運が舞い込み始める──これはそんな、運命改編の物語です。

え? 何もしなくて運命が変わると?

ええ。そんな甘いことはありません。

主人公は「代償」を払い、自分の運命に戦いを挑んでいきます。


 

もしよろしければ、応援をお願いします!

 

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燈夜/サークル幻色灯(著)

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