俺がその仕事にありついたのは、お袋の一言だった。
「圭ちゃん。加藤さんの子供たちの勉強を見てあげる気はない?」
うん。
ピンと来たね。
家庭教師の誘いだ。
なぜすぐにそこに思いついたかって?
なぁに、俺が二社ほど掛け持ちで家庭教師のバイトをしていたからさ。
俺はとっさに自分のスケジュールを確認すると、二つ返事でお袋に返事を返した。
「ええと、倍額貰って、教材費は相手持ちで」
うん、そんな条件を出すも、無理かなと思っていたが、お袋はあっさりと省略する。
俺の気分は爆上がり。
そうとも。
例えあの、お袋相手といえど、幾らと吹っ掛けてこそ、自分を高く売ってこその商売なのだから。
投稿者プロフィール
- 創作活動をやっています。雑食です。
最新の投稿
- 幻色灯日記2024年11月22日2024/11/22 現在 : 今見ても「ハルヒ」はおもろいなあ。
- 幻色灯日記2024年11月21日2024/11/21 現在 寒さが忍び寄っている! 這い寄る寒気。
- Muv-Luv2024年11月20日マブラヴ:ディメンションズ : 2024/11/20現在。イベント。
- 艦隊これくしょん2024年11月19日艦これ: 2024/11/19 現在 死闘、1-6。
コメント