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シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち ネタバレ感想

幻色灯日記

遅ればせながらプレイした。面白かった。
アイリスディーナルートとリィズルートしかプレイしていないが、カティアルートは小説版と同じと言う事で、本稿執筆の段階で記事にする事にする。

詰みゲーをこなしたとも言える。前半(前作)、紅血の紋章を半分ほどしかプレイしていなかったから。
ぶっちゃけ筆者的にはマブラヴ無印のエクストラ編が一番好きなのだが、そこはまぁ置いておいて。

アイリスディーナルートはいちゃいちゃ成分が足りないと言えば足りないような気もする。主人公とヒロインの絡みが少ないのだ。
しかしながら良く観察するとアイリスディーナの心の動きは僅かばかり確認できる。そこから思いは汲み取るしかない。
ちなみに、ヒロイン全滅エンドである。

アイリスディーナシナリオは戦闘シーンが熱いシナリオと言える。シナリオ全体の出来で言えばバランスが悪い印象を受けた。特にベアトリクスの心象描写が少ないので少しわかりにくい。カティアは無念だった。トラウマの嫌いなプレイヤーはここで失望すると思うが、そんな柔なプレイヤーはそもそもアージュの作品をプレイしないと思うので問題ないと思う。と、考えればカティア。「死んでこそ英雄」と考えるのであれば、あれはあれで良いのかもしれない。ヒロイン全滅エンドと言えばそれまでではあるが……。アージュ作品において報われない主人公は今に始まったことではないので動じる価値も無いと思う。俺たちの戦いはこれからだエンドではあるが、マブラヴ年っ表によるとその年の末までには東ドイツが、そしてその二年後には西ドイツが、五年後にはフランスが失陥する。傭兵部隊として東欧諸国連合は動く事になるんだろうなぁ、と予感させるエンドだった。

リィズルート。個人的には手放しで賞賛したい。よく作ったアージュ。筆者はこのような絶望の中で足掻く救いの無いシナリオが見たかった。選択の果てに、目的のために何かを捨てて何かを選ぶ。アージュ作品の根本的テーマがこのルートでは生きている。全てを失ってもたった一つを手に入れる。それがこのルートでは生かされていた(救いがあるとは言っていない)。終わりよければ全てよし……終わり、良かったか? ではあるが、筆者は満足である。アイリスディーナは大人であり、主人公がカッコ良い。

ヒロインは全て生き残る。ベアトリクスの心の動きも良く分かる。シュタージ長官の影が薄いのが気になるが、禿なので仕方が無いのかもしれない。

作品全体を通して言うと、マブラヴ本編のように細々とした設定を長々と説明してくれないので不親切(一見さんお断り)の感はある。また先ほどリィズルートで褒めはしたが絶望感。これは薄い。マブラヴ本編にあるような絶望とそれを抜けた後のカタルシス、直後に繰り返される絶望感……の畳み掛けは薄い。時代性もあるのだろう。だが、それはそれで良いと思う。ヌルいと言えばそれまでだが、ヌルくない作品はマブラヴ本編、そしてシュヴァルツェスマーケン小説版があるのだから。

PC版はこれで良いのではないだろうか。

キャラクターについて。
個人的に推すキャラクターはシルヴィア。そしてヴァルター。次点でアネットである。いずれも貧乏くじだが、彼らなしに物語は成り立たなかったであろう。
個性的な脇役あってこそ主役やヒロインが映えるのである。

演出について。
映画を見ているようにヌルヌル動く。紙芝居ではない。個人的には紙芝居でもいいと思うのだが、それなりの作り方があると思われる。プラットフォームが違えば見せ方も違う。メディアの違い、技術の進歩の違いを実感させられた。

後日、落ち着いたらカティアルートもプレイしてみたい。小説版との演出の違いを見てみたいものである。

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