銀河連合日本

久しぶりに“なろう”をのぞいていたら面白そうなものがあったので注目。
『銀河連合日本』

異星人とのファーストコンタクトを非常に丁寧に描いた超王道なSFです。
友好的で無害な異星文明との遭遇。

ハリウッドでは、だいたい地球人が攻撃を仕掛けられ遥かに文明レベルの劣る地球人がなぜか勝利したりするアレなのですが……。

主人公が普通の人です。
特殊技能なんてありません。

ヒロインも普通の人です(異星人ですが)。

日本だけに興味を示す異星人(銀河間航行能力を持つ都市船レベルの宇宙船)。
萌えに走るわけでもなく、オタクに媚びる訳でもない。無理にギャグに走るわけでもない。
戦争の気配があるわけでもない(アクションシーンそのものはある)のです。

でも、面白い。

作者の知識量が半端ないのでしょう。

政治、経済、ネゴシエーション、サブカルチャー。
色々な観点から書かれています。

バイアスのかかった文章ですが、掛け方が上手いしそれが作品の伏線とも密接に繋がっている。
久しぶりに面白いと感じました。

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