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機甲狩竜のファンタジアを読んでみた

幻色灯日記

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「どくそせん」で内田先生の名前を知り、「シュヴァルツェスマーケン」や他の作品を追っていた者として新作も是非読むべしと購入してきて読みました。

先日の記事でうちのEuph.が指摘している通り、魅せるべき所を魅せ、そうで無いところをカットすると言う実に無駄の無い構成でした。
読書メーター辺りの感想を見ると「短すぎない?」とか、「メインヒロインだにしかスポットが当たっていない」などの意見がありますが、私としてはこれで良いと思います。
感想であるように、もっと他のヒロインの出番を増やし――そして読者が混乱し――かえって個々の印象が薄くなる結果になったのでは無いかと。
その点では、作者の内田先生の腕もさることながら、担当編集の采配もギリギリの所でバランスが取れていると思います。
大体、物語の尺を削って短くまとめる方が難しいのです。素晴らしい。
(京極夏彦先生みたいに大文量でちゃんと読める人もいますがそれは例外と言う事で)

内容についてはAmazonのレビューだとかにもう書かれているので割愛しますが、実にエンターテイメントしていました。
娯楽小説斯くあるべし。
その辺はやっぱり仮想戦記畑の出身と言う事もあるのでしょうね。

続刊に期待。

本日は以上!

投稿者プロフィール

ビリーT
ビリーT
サークル幻色灯代表にして雑用係。
専門はプログラミング。趣味はTRPGとPCゲーム全般。
読書は手当たり次第に読むタイプ。本棚がカオス。

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